【UPDATE】AWS Backupが検索とアイテムレベルのリカバリ機能を発表しました!
目次
はじめに
本記事は、クラウドビルダーズ株式会社のアドベントカレンダー2024の24日目の記事となります!
こんにちは!
息子に、今年のサンタさんはアドベントカレンダーの執筆で忙しいみたいだから、少し早めに来るみたいだよ!
と先週プレゼントを渡した、みやっちサンタです!
とはいいつつ、今回はちょっと内容薄めですが、2024/12/18に発表された「AWS Backup が検索とアイテムレベルのリカバリ」の機能を試してみたいと思います!
なにができるようになった?
ざっくり説明すると、「EBSスナップショット又はS3のバックアップから、特定のファイルだけ指定して検索、復元できちゃうよ!」という機能になります。
ファイルを誤って削除してしまった時や、何かしらのエラーでファイルが無くなってしまった時など、
無くなった数個のファイルは復元したいけど、スナップショットから全量復元するのは面倒くさいな~って時に重宝しそうな機能ですね!
とりあえずやってみる
文章で説明するよりも実際にやってみた方が早いかと思うのでやってみます!
事前準備
①適当にEC2立てる。(EBS作成して既存のインスタンスにアタッチしてもOK)
②EC2にログインして、適当なディレクトリにファイルを作る。
今回は50MBのファイルを10個作りました。
③S3バケットを作成する。
復元したファイルはS3に格納されるようです。S3がない場合は作成しておきましょう。(既存のS3でもOK)
今回は、既存の「test-miyahira」という名前のバケットに格納されるようにします。
④IAMロールを作成する。
必要な権限については、こちらをご覧ください。
以下のポリシーをアタッチしたIAMロールを作成しました。
・AWSBackupServiceRolePolicyForBackup
・AWSBackupServiceRolePolicyForIndexing
・AWSBackupServiceRolePolicyForItemRestores
EBSスナップショットを取得する
事前準備で作成したEBSのスナップショットを取得します。
- AWSBackup>保護されたリソース>オンデマンドバックアップを作成
- ボリュームID、IAMロールは作成したものを指定し、他は画像と同じように設定して「オンデマンドバックアップを作成」をクリックします。
バックアップインデックスのステータスを確認
バックアップのステータスが完了になったことを確認したら、バックアップインデックスのステータスを確認します。
- AWSBackup>ボールト>Default>復旧ポイントIDをクリック
- バックアップインデックスステータスがアクティブになるまで待ちます。(10分ほど待ちました)
ファイルを検索する
インデックスステータスが完了になったら、検索バックアップをクリックします。
「リソースタイプ」「バックアッププロパティ」は既に値が入っているので触りません。
そのまま検索開始でもいいですが、せっかくの検証なので「アイテムプロパティ」でファイルパスを指定して検索してみます。
検索が完了すると、事前準備で作成したファイルが表示されました!
ファイルを復元する
最後にファイルを復元してみます。
復元するファイルを選択し、復元をクリックします。
※アップデートに記載があるように、一度に復元できるのは5ファイルまでです。
事前準備で用意したS3を復元先に選択し、作成したIAMロールを指定して「バックアップを復元」をクリックします。
復元されているかを確認
復元ジョブが完了になっていれば、復元完了になります。
復元先に指定したS3に移動すると、指定したファイルが復元できていることが確認できました!
まとめ
今回はアップデートされたAWSBackupの機能を利用してみましたが、非常に便利ですね!
EBSのリストアまではしたくないけど、数日前のあのファイルほしいな~ってなった時に簡単に取得出来ちゃいます。
さて、クラウドビルダーズ株式会社のアドベントカレンダー2024も残すはあと1日となりました。
クラウドビルダーズ初のアドカレ実施でしたが、私も2記事投稿することができたのでよかったです!
私個人としては本記事が今年最後の記事となりますので、皆さんよいお年をお迎えください!!
来年もよろしくお願いいたします!