Microsoft Learnをやってみた
目次
はじめに
こんにちは、CloudBuildersのsugawaraです。
最近、初めてMicrosoft Learnを使ってみました。Microsoftという名前がついていたため、AzureやMicrosoft 365などのMicrosoft製品についてだけ学べると思っていましたが、実際にはもっと幅広い技術やツールについて学ぶことができるものでした。今回はそんなMicrosoft Learnの魅力を紹介します。
Microsoft Learnとは?
Microsoft Learnは、Microsoftが提供する完全無料の公式学習プラットフォームです。ここでは、AzureやMicrosoft 365、Power PlatformなどのMicrosoft製品加えて、Javaなどのプログラミング言語やクラウドコンピューティング、データ分析、そしてGit/GitHubなど幅広く学習することができます。
各コースは初心者~上級者まで対応しており、ユーザが自分のスキルレベルに合った学習を進めることができます。今回自分は、Git/GitHubの基礎学習にMicrosoft Learnを利用しました。
特徴
モジュールとラーニングパス、キャリアパス
モジュールは、特定の技術やトピックを学ぶための1つの学習コンテンツです。各モジュールは短時間で完了するものが多く、例えば「GitHubでPull Requestを使用してリポジトリの変更を管理する」や「GitHubでコードスキャンを構成する」といった具体的なスキルを学ぶことができます。
ラーニングパスは、複数のモジュールをまとめた学習コースで、段階的に技術や知識を身につけるための学習コースです。基本的な操作から応用までを体系的に学ぶことができるため、初心者から経験者まで自分のレベルに応じた学習が進められます。例えば、「GitHubの基礎」といったテーマで、Gitの基礎から実践までを一貫して学べるラーニングパスが提供されています。
キャリアパスは、特定の職種や役割に必要なスキルセットを学ぶためのコースです。たとえば、ソリューションアーキテクトやAIエンジニア、データサイエンティストなどを目指すために、どの技術をどの順番で学ぶべきかがわかりやすく提示されているため、技術の習得とキャリアアップを同時に目指すことができます。また、特定の資格取得(Azureなど)に向けたコースや、実務で活用できるスキルを効率的に学ぶことができます。
ハンズオンラボ
Microsoft Learnでは、理論だけでなく実際に手を動かして学べるハンズオンラボが多くのコースで提供されています。特にクラウド関連の学習では、実際にAzure環境を触りながら設定や操作を体験できるため、実践的なスキルを磨くことができます。また、GitHubの学習であれば、実際に自分のアカウントでリポジトリを作成し、コマンドを入力しながらGitの使い方を覚えることができるので、学んだことをすぐに試してみることができす。
進捗のトラッキング
Microsoft Learnには、学習者が自分の進捗状況をリアルタイムで確認できる進捗トラッキング機能があります。各モジュールやラーニングパスを進めるごとに、達成した進捗が可視化され、ポイント(経験値?)やバッジを獲得することができます。ゲーム感覚で学習を進めることができるため、学習のモチベーションを維持するのに役立ちます。
実際にやってみた
今回は、GitHub FoundationsというGitHub Trainingが提供しているラーニングパスをやってみました。このコースは、Gitってなに?という基礎からGitHubでのPull Requestの使い方、さらにGitHub ProjectsやGitHub Copilotまで様々なトピックを網羅しているので、初学者にはいい教材だと感じました。
各モジュールには、ハンズオン形式での演習や、理解度を確認するためのクイズが組み込まれており、知識を定着させながら進められるのが良かったです。クイズは下記のキャプチャのような形式です。
また、すべての学習を自分のペースで進められるので、なかなか全体のボリュームは多いですが、忙しい日でも少しずつ学習を進めることができました。
次はGitHub Actionsに関するラーニングパスをやってみようと思います!
おわりに
今回はとっても便利な学習プラットフォームであるMicrosoft Learnを紹介しました。幅広い技術やスキルを体系的に、しかも無料で学ぶことができるため、自己学習を進める上で強力なツールとなります。まだ使ったことがない人は是非学習に役立ててください!