【AWS re:Invent2024】Amazon Q Developerの新機能を試してみました!
目次
はじめに
こんにちは!CloudBuildersのアミです。
この記事はクラウドビルダーズ Advent Calendar 2024の13日目の記事です。
AWS re:Invent 2024で発表された新機能の一つに、Amazon Q Developerのアップデートがありました。
本記事では、Amazon Q Developerの新機能の中で、
・自動コードレビュー機能
・ユニットテストの自動生成機能
・ドキュメント生成機能
の3つの開発者支援機能を実際に試してみようと思います!
Amazon Q Developerの新機能
re:Invent 2024では、Amazon Q Developerについて主に3種類のアップデートが発表されました。
運用調査機能(プレビュー、バージニアリージョンのみ)
Amazon Q DeveloperでAWS環境の異常検知、検知した異常の解決策の提示ができるようになりました。
現在(2024/12/12)はプレビュー版のみ、かつバージニア(us-east-1)でのみ利用可能です。
変換機能(プレビュー)
.NET Frameworkアプリケーションのポーティング支援
メインフレームのモダナイゼーション支援
VMwareのEC2以降支援
と、古くなってしまった資産のリファクタリングをサポートしてくれる機能が続々と利用可能となりました。
こちらも現在はプレビュー版のみとなります。
開発者支援機能
自動コードレビュー機能
ユニットテストの自動生成機能
ドキュメント生成機能
の3つが追加されました。そしてこちらは一般利用も開始していています!
ただし、Amazon Q Developerは日本語未対応となります。。
試してみる
早速ですが、開発者支援機能の3つを実際に試していきます。
準備
今回はVS CodeでAmazon Q Developerを使用します。その他で利用可能なIDEは下記の公式ガイドを参照ください。
https://docs.aws.amazon.com/amazonq/latest/qdeveloper-ug/q-in-IDE.html
VS Code上で拡張機能としてAmazon Qを追加して設定をしていきます。
AmazonQが左画面に表示されるので「Use for Free」を選択してContinueを押します。
ブラウザでアクセス許可の確認画面がでるので、許可したら設定は完了です!
(場合によってはAWSのログインも求められるかもしれないので、その場合は使用するAWSアカウントでログインをします)
自動コードレビュー
コードは前回の記事で作成したLambda用のPythonコードを使用してみようと思います。
対象のプロジェクトフォルダを開き、左にあるCHATパネル内で/reviewと打ち込みます。
「Review workspace」か「Review active file」の選択がでてくるので、1ファイルしかないですが「Review workspace」を選択して実行してみます。
いっぱい指摘されました!!!
指摘の内容が重要度別に確認でき、それぞれ修正の提案もしてくれました!
確かにエラーハンドリングしてなかったですね、しっかり見つけてくれました。
ユニットテストの自動生成
/testと打ち込むとユニットテストも生成してくれます。
できました!
完成したテストコードはdiffが確認できるようになっていましたが、今回は初回の実行のため全部新規作成です。
ドキュメント生成
最後はドキュメント生成です。
/docと打ち込むと「Create a README」と「Update an existing README」の選択がでてきます。今回は何もないので「Create a README」を選択してみます。
できました!仕方ないですが英語!
Amazon Q Developerで直接日本語に翻訳できないか試してみましたが、エラーになっていました。でも内容自体はイイ感じだと思います。
片付け?
これで一通り試せました!
なんとなくAWSアカウントで接続したままなのが嫌なので、最後にサインアウトしておきます。
CHATパネルの「…」からサインアウト可能です。
おわりに
すぐに始められて、動かすことができました!
簡単に始められるのに、しっかりしたアウトプットがすぐに出てくるのでとても便利ですね。時代とAWSに感謝。
何はともあれ、日本語対応が待たれますね!!