AWSを通じて出会えた理想の職場とかけがえのない仲間──成長欲とスキルは、環境で大きく花開く
スカイアーチネットワークスに入社後、たった4カ月で9つのAWS資格を取得。社内を驚きの渦に巻き込んだ人物がいる。
クラウドベンダー出身、社会人3年目の原嶋晃生氏だ。
「いずれは要件定義といった上流工程に携われるようになりたい。そのため、若いうちに、できるだけ多くの知識を身につけておきたいと思っていました。ですから、会社の教育制度が充実しているかどうかは、転職の条件としてかなり重視していましたね」
12のAWS資格をコンプリートし、業務にまい進する原嶋氏。「仕事だけでなく、プライベートも大切にしたい」という言葉の裏には、前職での壮絶な体験があった。
顧客対応に追われ、心身ともに疲弊。「もっと技術を突き詰めたい」と転職を決意
──まず、原嶋さんのこれまでのプロフィールについて教えていただけますか。
原嶋:大学卒業後、クラウドベンダーに就職しました。
専攻は新聞学科。マスコミ業界に進むつもりでしたが、在学中に複数の業界研究をしたり、卒論で海賊版の漫画ビューアサイトをテーマにし、レポートを書くなかで、エンジニアという選択肢が徐々に浮かび上がってきて。マスコミからもいくつか内定をもらいましたが、最終的にはITの道を選びました。
──未経験からのスタートだったのですね。
原嶋:そうなんです。大学生のころはパソコンの使い方すら、わからないレベルで。
それでもIT業界に進んだ一番の理由は、総合的に見て自分に合っていると思えたから。もともと物事を突き詰めて考える性分。深掘りすればするほど、力になり成果を出せる技術の世界は、私にとってベストな選択に思えました。また、慢性的な人材不足が叫ばれている業界なので「将来、失業の心配もないのでは」という期待もありました。
前職はクラウドサービスの提供やインフラ構築支援を事業として展開。入社後、私はカスタマーサポートに配属されました。社内外からの問い合わせ対応で、内容は技術に関するもの、契約に関連する事務処理が半々ぐらい。お客様の状況に合わせて仕事が入ることもあり、残業がかさむばかりで、一番やりたかった技術の深堀りはほとんど手につかない状況でした。
最終的には無理がたたって体調まで崩してしまい「これは、自分で環境を変えていかないとだめだ」と、入社からおよそ2年で転職に踏み切りました。
転職の決め手は、資格勉強を“続けられる環境”。周囲に刺激を受け、わずか4カ月で目標を達成
──はじめての転職活動で、クラウドビルダーズに登録したきっかけは?
原嶋:友人から「AWSに特化したエージェントがあるよ」と教えてもらい、登録しました。彼は、ずっと私が独学でAWSの資格を勉強していることを知っていたので、気を利かせて連絡してくれたようでした。
登録後、加藤さんというコンサルタントと面談したのですが、ざっくばらんに話をしながら、自分の中にあったモヤモヤや不安が解消されました。未経験で飛び込んだこともあり、IT業界やパブリッククラウドに対する自らの考えが合っているかどうか、ずっとわからなかったんです。業界を知り尽くしている加藤さんから思いを受け止めてもらったことが自信につながりました。
他のエージェントにも登録し、外資系コンサルや大手通信会社などの転職も検討しましたが、結局、クラウドビルダーズから応募したスカイアーチネットワークスへの入社を決めました。「若いうちにできるだけ資格を取って知識を増やしたい」という私の意向をうまく汲み取って会社を紹介してくださったのは本当にありがたかったです。
──スカイアーチネットワークスを選んだ一番の決め手は何だったのですか?
原嶋:やはり、AWSの資格取得制度が整っていたことですね。
2024年6月現在、全13種類のAWS資格があるのですが、これらをすべて取得すると月額10万円前後の資格手当が支給されるんです。がんばり次第で、100万円ほど年収アップできるのは大きな魅力だと感じました。
入社してみて驚いたのは、資格取得に対する社員のモチベーションがものすごく高いこと。こういう環境にいることが、新鮮でしたし、刺激にもなりました。気がついたら自分のなかに「みんなに負けないぞ」という気概も生まれていましたね。
また、クラウドビルダーズからもAWS資格それぞれ取得ノウハウの共有してもらい効率良く勉強できました。こんな人材会社は聞いたことがなく、AWS特化型のエージェントだと実感しました。
──でも、勉強できる環境が用意されているとはいえ、入社4カ月でAWS資格をコンプリートされたのは、本当にすごいことですよね。
原嶋:社内でも多くの方に称賛いただいて、素直にうれしかったです(笑)。努力の成果を、資格手当だけでなく、しっかりと言葉で称賛してくれたり、案件のアサインも考慮してくれるのも、スカイアーチネットワークスのよいところだと思いました。
そのほか、社内の勉強会を頻繁に開催したり、社外のイベントにも積極的に参加する風土があります。特に印象に残っているのが、AWSのゲームデーに先輩たちと参加したこと。設定されたトラブルシューティングに対して、どう対処するかをチームで考え、手を動かす。解決できたら、ポイントが加算される仕組みだったのですが、実践的な学びが本当に多くて。あのときの気づきが現場でも役に立っています。
技術愛にあふれた仲間に囲まれ、前向きに仕事に取り組めるようになった
──スカイアーチネットワークスでは、どんな案件を担当されているのですか?
原嶋:要件に合わせて、お客様のAWSリソースやOSを構築しています。最近では、お客様の意向を直接ヒアリングし、ベストな活用法を提案するケースも増えてきました。現場で手を動かしながら、資格取得で得た知識を“カタチにしている”感じです。
IBM傘下となったことで、今後大手企業のお客様の比率が高まることが予測されます。個人的には、これまで以上に多種多様な案件に携われる期待があります。
──日々、業務を進めるなかで、どのようなカルチャーを感じますか?
原嶋:とにかく、技術愛にあふれているメンバーが多いですね。大好きな技術を駆使して、お客様により良いシステムを提供したいという思いが強いです。
技術好きが相まって、社内には助け合いの精神が根づいています。例えば、困ったときにチャットで質問すると、だいたい5分以内に誰かから回答があります。
前向きな職場だと先輩や同僚ともよい関係が築けるんだな、と最近つくづく感じます。愚痴を言って傷をなめ合うんじゃなく、互いを称え合い、切磋琢磨できる“仲間”になれる。働くモチベーションも自然と高まります。
──全体的に、ポジティブな雰囲気なんですね。働き方についてはどうですか?
原嶋:以前とは180度変わりましたね。この半年間の残業時間はわずか3時間。勉強できる時間を確保できるようになったのも、AWS資格を迅速に取得できた勝因でした。
前職では終業後に勉強する時間が、一番楽しく充実していました。自分にとってかけがえのない“学び”が、現職ではそのまま仕事に直結しています。こうして、仕事とプライベートの境目がなくなってきたのは、人生という大きなくくりで見て、とてもいいこと。そんな確信があります。
極限まで働いて気づいた、「人生で大切にすべきこと」。未来に向けて、今できることをがんばりたい
──最後に。今後の展望について教えてください。
原嶋:仕事においては、将来、要件定義など上流工程に関われるような技術を培っていきたいと思っています。そのためにも今は現場力、技術力を高めていきたいと思っています。
プライベートでは、結婚して、妻や子どもと楽しく充実した日々を過ごすのが今の目標です。
──そう思う原体験があったのですか?
原嶋:前職で極限まで働き、身体を壊してしまったときに、ぼうっと天井を眺めながら「このままひとりで死ぬのは嫌だな」「お互い支え合える人と、一緒に生きていけたらいいな」と強く思ったんです。幼いころから結婚へのあこがれはぼんやりとはあったのですが、それが願望に変わった瞬間でした。
それから私にとって仕事は、自己成長を促すもの、そして、未来の家族を支えるためのもの、という位置づけです。毎日のように「在宅ワークをしながら家事や育児に積極的に参加する」自分の姿を思い描いています。
ありがたいことに、この会社では私の希望が叶えられそうです。引き続きモチベーション高く、技術を磨いていきたいです。